「アダム・スミスの経済学は、各人の利己心が最大限に発揮できるような自由な市場経済制度のもとで、社会的見地からみてもっとも望ましい資源分配が実現するという考え方にもとづいていた。そこには、貧困とか分配の不公正に対する問題意識は影をひそめてい…
久しぶりに小説を読もうかしら。男性の視点から描かれているみたいで、そこが新鮮かも。でも真っ先に読みたいのはこちら。ロベルト=ボラーニョ路線と見た。
早く読みたい。細野さん目当てで。どうやらブロスの連載のよう。なるほど
こういうノンフィクションの形は積極的に支持したいんだけれども。パッション。
今さらながら
「アメリカの影」が言うなれば「父なる影」だとすれば、文脈は違えど思いあたる節がある。
家事労働本だけれども、デザイン史からスライドしていったというのが面白い。大奥っぽさがあるのかなと期待。
多忙をきわめて読むのが本でない形態のほうが多い時期だけど、イーストウッドのアメリカン・スナイパーを見たのちのこの一冊は、背景理解にうってつけ。イーストウッドが保守派であるにしても、主人公にして原作者、160人を戦地で殺したクリスがたとえ戦争を…
オムライスが表紙なのはきっと正解!あと昨日は講談社学術文庫の話に。ということで、実は積ん読な一冊を発掘。
帰路のメモ。Kazuo Ishiguroの記憶と戦争をめぐる新作だとか。でもファンタジー?冒頭から引き込まれるらしいので、早川から邦訳出る前に読んでみよう。蕎麦屋と散歩で春の息吹を感じつつ。にごり酒美味しかったな(電柱に頭をぶつけたが)。あとメルケルの話…
必要があって、「考える人」の「日本の科学者100人100冊」をようやく入手。この充実ぶりはすごい!この前聞いた三浦梅園という日本独自の形而上学を打ち出した人物ももれなく載っている。早いところ作業を終わらせなくては。しかし雑誌は書影が出ないのかし…
ミハル・アイヴァスという名前の響きのかっこよさにやられて…というのもあながち嘘ではなく、久々にガイブンを読みたいこともあり『黄金時代』を買ってみた。しばし夢中にはなっていられないけれど、持っているだけで気の持ちようも違うかもと。今朝はちょう…
めっきりサイエンスづいているなかで、朝永と湯川の自伝を入手。先日、某所でも湯川秀樹「旅人」の話題になったのだった。読み始めたら呼吸が一息に自然で名文だ…
食欲がないので、雑誌「うかたま」の「100人の朝ごはん」。 文字どおり100人のある日の朝ごはんを写真とともに紹介した特集で、人選がなかなかよくて朝の雰囲気によくあっている。 パン・ウェイさんや高橋みどりさんといったプロの料理周りの人から農…
原田泰『ベーシック・インカム 国家は貧困問題を解決できるか』(中公新書)、左派的なベーシック・インカム議論は、確か数年前にわりといろんな雑誌などで見かけていた気がするけれども、その時には思考実験の域を出ない気がして、コンセプトには何となくの…
原田泰『ベーシック・インカム』(中公新書)、盛山和夫『社会保障が経済を強くする』(光文社新書)を購入。前者は薄めだけど、貧困問題の諸要因にも筆がのびていて厚みがありそう。後者は見慣れた議論が多そうと思いつつも。しかし、そろそろ面白い小説読みた…
「イスラーム国」関連の報道も、日本から対象が遠ざかるにつれてぱたりととまったように見える。エジプトのコプト教徒の人たちの殺害は相当にショックだったのに。でもそんな報道変化にも気づかないくらいシャルリーエブド事件以降の一連の出来事は自分のな…
久しぶりに岩波新書を購入したけれども、文章が事実の列挙で筆に滑らかさがなく、なかなか読み進まない。もっとストーリーテリング的にまとめられなかったのか。
朝から不安な、絶望的なニュースが舞い込む。安倍の、テロリストたちに「罪を償わせる」との言葉に戦慄。ジュディス・バトラーの『戦争の枠組』を本棚に発見して読み始めてみた。これはいま読むべき本。
大山エンリコイサム『アゲインスト・リテラシー グラフィティ文化論』(LIXIL出版)。論文調でやや硬そうだけれども、朝日新聞への、シャルリー・エブド事件をめぐる「表現の自由」の内実を問う寄稿が気になったので。
河合隼雄『中空構造日本の深層』(中公文庫)が東京堂書店の文庫コーナー、いちばん目につくところにあったので購入。二律背反的な正反の対立が統合されて合が生み出される西欧的なあり方とは一線を画し、日本においてはどんな文化の諸相を見ても3項から成り…
日記をつけるとなると、その日に買った本、読んだ本、気になった本を記録するほうが手っ取り早い気がするので、しばらくメモがてら書いてみることにした。